「糀シロップ コージローは、なぜ冷凍で販売されているのですか?」
「冷蔵や常温の商品と比べて、少し手間がかかるのでは?」

お客様から、このようなご質問をいただくことがあります。確かに、世の中には常温で保存できる甘酒や類似の製品も多くございますので、自然な疑問かと存じます。
私たちが「冷凍」という方法を選択しているのには、実はとても大切にしている理由があります。 それは、私たちが「完全無添加」であること、そして糀が持つ栄養と風味を、できる限りそのままの形でお客様にお届けしたい、という強い想いがあるからです。今回はその理由について、詳しくお話しさせてください。
理由1:ご家族の安心を第一に考えた「保存料不使用」だから
糀シロップ コージローは、小さなお子様からご年配の方まで、ご家族みんなで安心してお楽しみいただける製品であることを何よりも大切にしています。 そのため、保存料などは一切使用しておりません。
保存料を使わないということは、製品の品質を長期間維持するためには、何らかの工夫が必要になるということです。そこで私たちは、糀の発酵によって生まれた繊細な風味や自然な甘みを、出来立ての状態に近いまま保つことができる「冷凍」という方法を選びました。
冷凍保存は、いわば食品の時間を止める「天然の保存方法」です。
理由2:「加熱処理」をせず、糀の恵みをそのまま届けたいから
製品を常温で流通させるためには、一般的に「加熱処理(殺菌)」という工程が不可欠です。しかし、この加熱処理によって失われるものもあります。
- 熱に弱い栄養素が失われる 糀にはビタミン類など、熱によって働きが損なわれてしまう繊細な栄養素が含まれています。
- 大切な「酵素」が失活する 発酵食品の大きな魅力の一つである「酵素」。しかし、酵素は熱に弱く、加熱処理をすることでその働き(活性)を失ってしまいます。
- 繊細な風味が変化してしまう 加熱は、糀が持つ本来のやさしい甘みや、フレーバー素材の繊細な香りを変質させてしまう可能性もあります。
「冷凍」は、美味しさと安心の証です
お客様には、解凍という一手間をお願いすることになり、大変恐縮しております。 しかし、この「冷凍」というひと手間は、糀シロップ コージローが、糀本来の力をそのまま閉じ込めているという「品質の証」でもあります。
出来立ての風味、豊富な栄養、そして酵素の働き。 そのすべてを、糀が苦手だった開発者自身が納得できる最高の状態で、皆様の食卓へお届けしたい。
私たちのそんな想いが、この「冷凍」には込められています。
